夢のようなひとときにて長文御覚悟。
末尾二行読み流せば概ねわかります。
尚、些末ながらネタバレ含みます為、
此れからの方いらっしゃれば御注意。
2018.11.2-3
椎名林檎 (生)林檎博’18 -不惑の余裕-
at 大阪城ホール
20周年のアリーナツアー、生林檎博。
アルバム先行申込券を予備に携えて、当たれ~~と唸りながらポケット会員先行で申し込んでみたところ、なんと2公演当ててしまった。有難やぁぁぁ
ポケットなので言わずもがなスタンド席。されど文句など無し。同じ空気吸えるだけでオーケー。…とは流石にいかなくとも、林檎女史を目視できる位置ならばガッテン。
タイトルに入っている不惑というのは、40歳の異名だそう。40歳の余裕でもって、何を魅せてくれるのかと早々に期待値限界突破。林檎プレイリストをひたすらリピートしてボルテージも最高。
申込が6月、当選が7月、発券が10月。まだまだと思っていたのに、あっという間に実演日を迎え、参戦コーデを前日に決める始末。特製生地で何かを拵える技術もセンスもないので、なけなしのお粧しとしてリンゴ柄のスカートに、フリマで買った富士山のピアスと、事変バッチ ボヤージュマメ孔雀をピアスにして装着し、守り蜘蛛ボタンと事変リボン マルセイユで鞄を飾って、使い捨てコンタクトの交換日をこの日に合わせました(大事)。
いろいろあって節制中なので遠征は無し。グッズもすごく、それはもうものすごく、我慢しました。ストール 惑惑△が好みすぎた…販売開始5分で完売してたからどちらにせよ無理だったけど…
戦利品。手旗エキス’18 余裕、バッチ 余裕み、ボタン 不惑星、ステッカー 余裕の人生。
2日は仕事を早引きしていそいそと城ホへ。手旗だけ買って、パネル写真撮って、入場。ステージ近くのスタンドだったので、そこはかとなく近い!ネコさん率いるオーケストラピットも俯瞰で見える!背面のスクリーンもばっちり。遠くてもなかなかの良席。
3日は初参戦の先輩と。物販開始時間に行ってグッズゲットしてパネル写真撮ったあとは付近でまったりしながら備えました。席は2日よりもさらに近くて、ほぼ真横からステージ見る感じ!より見やすくてよかった〜〜。
1.本能
2.流行
3.雨傘
1曲目の林檎さんの歌い出しからあふれ出る涙。涙。涙。本能→流行→雨傘まで泣いてた。最近仕事が立て込んだりうまくいかないことばかりだったり、落ち込むことや悩むことが多々あったんだけど、林檎さんの歌声を聴いた瞬間そういうのがブワッッと湧き上がってきて、あぁわたしはこの瞬間のために生きているのかも。がんばって堪えてきてよかった。この日を、この瞬間を迎えられて本当によかった。と、胸がすごく熱くなって、あふれた涙でした。
流行は大好きな曲なので泣きながらテンション爆上がり。Mummy-D氏のご登場や、林檎さんのご降臨の際の演出が神すぎて、王冠や法衣を模した(ように見えた)衣装も相俟って、尊い…と本気で思った。本能イントロのオケアレンジも最高でした。ギミックがもりだくさんですごい。
4.日和姫
林檎さん旗振り🎌 754さんギターソロでの紹介や、バンドメンバー・ダンサーさんのクレジットがスクリーンの映像に同時進行で出る。Banbiさんの相方はAyaさんでなくAIさんという方だったけど、嬉しかったな💃
5.APPLE
6.MA CHERIE
7.積木遊び
APPLEは音源で聴いた印象よりも可愛らしく、まさに少女のように感じた。MA CHERIEも…、と、いうか、フルだー!CMのサイズからライブ用に追加したのかな?音源化まってる…。1stアルバムからの選曲はほんとにテンションあがる。某ジャクソンふじ〜ん♩
8.個人授業
9.どん底まで
10.神様、仏様
11.化粧直し
個人授業はフィンガー5のカバーとな。「ハハハ(↑)」が可愛かったなという印象(笑)。 どん底までの繋ぎが神で、こういういつの間にか次の曲になってる!ていうの今までにも何度かあったけど、何度聴いてもすごい。あれっこの音知ってる!あれ?どん底までだ!て狐につままれたような気分になる(笑)。
化粧直しのインスト流れてるあいだお色直しタイム。ダンサーさんがグッズのビニ傘を手に練り歩くんだけど傘欲しくなるくらいお洒落だった~~。そして黒猫屋の若女将ちゃんのご挨拶!舌ったらずでめちゃくちゃカワイイ…会場中ほっこり😊 「古代文明が好きな5歳です」が流石だわと思った。若旦那くんももう17歳のお兄ちゃんだって…わたしも年とるわけだ。
12.カーネーション
13.ありきたりな女
14.いろはにほへと
15.歌舞伎町の女王
若女将ちゃんご挨拶からの、カーネーション→ありきたりな女→いろはにほへと、ってやばくないですか…?母性はんぱないっす…。カーネーションとありきたりな女は母目線で、いろはにほへとは娘が育ってゆく目線で。いろはにほへとのMV撮影時って若女将ちゃん妊娠してた時だし、完璧すぎる流れに咽び泣いた…ウッ でもまだ終わりでなかった!歌舞伎町の女王。生を受けた女の子は少女になって、ここで女に成るわけだ。スクリーンには歌舞伎町の風景に歴代のジャケ写が移り変わり。
16.人生は夢だらけ
この曲ほんとうに大好きで…前回のひょレコに引き続きセトリに入っててほんとうに嬉し…ウッ…
最後の「奪われるものか」で力強く、前に進み、「私の自由」で高らかに響かせて、一拍置いて「この人生は」息を吸い込み「夢だらけ」で歌い上げるところ。目の奥が熱くて、心臓がビリビリして、ただただ突っ立っていることしかできなくなる。至上の瞬間だった。
そういえば、人生は夢だらけもCMサイズからフルになったんだよね…?まったく違和感ないどころかパワーアップしてて、ほんとすごい…(語彙力喪失)
17.東京は夜の七時
18.長く短い祭
2日は浮雲さんが冨田ラボライブ参加で映像出演。残念だけど仕方ない。でも、3日は来てくれた!スケジュールが合う限り来てくれる感じなのかな。1日目いなかったこともあり、浮雲さんのご登場で興奮、興奮。叫んで旗を振る速度もアップ🎌 かっこいいです、気怠げなやる気ない感じも最高です。浮雲さんがいるということは、もちろん長く短い祭も!忘るまじおじさん。林檎さんのお人形さんみたいな、いとをかしダンスと、間奏でステージ脇に座っちゃう浮雲さんの奔放さ、あぁ~~~これぞ!!!という感じでした(わかるひとだけわかって)。アウトロで浮雲さんラップしてたけど、あんまり聞き取れず。あれは一体なんだ~~~~。そしてさらっと退場。名残惜しさなど感じさせない、でも凄まじい余韻。満足度すごい。
19.旬
20.恋の呪文はスキトキメキトキス
21.ちちんぷいぷい
22.獣ゆく細道
恋の呪文は〜は昔のアニメの主題歌だそう。ネオンの映像がマッチしてて可愛い。予習もしておらず、存じ上げていない曲ながら、林檎さんが紡げばそれだけでも愉しいふしぎ。異色な感じもよかったです。
ちちんぷいぷいでリンゴー!てやったあとは、照明が消えた闇の中、コツコツと足音だけが聴こえる…何が起きるの?と思っていたら…獣ゆく細道!宮本さんは映像出演、でもそこにいるかのような存在感。林檎さんとの声の絡み方も最高で、映像と生の境目なぞ感じられない完成度だった…しゅごい…
23.目抜き通り
圧倒的なパフォーマンスの余韻に浸る間もなく、すかさず鳴り出すイントロ。目抜き通りだ!と思ってたら、開く扉!出てくる人影!まさか!の!トータス松本~~~!!!会場の熱気すごい。ステージの華やかさすごい。林檎さん「松本さんが来てくださいました!」の声がめちゃくちゃ嬉しそうでこちらも幸せ。紅白では緊張なのか一向に目を合わせない林檎さんでしたが、今回のステージではもうずっと見つめあって、トータスさん楽しそうで、林檎さんも嬉しそうで、相思相愛っぷりが尊すぎた。多幸感に満ち溢れていた。ご馳走様です。トータスさんの退場もあっさりで、ステージの一部が下にヒュンッて降りるやつ…名前わからん…でフェードアウト。ゲストの方々の、出演するだけでもそうなんだけど、ポジショニングや振る舞いが、林檎さん20周年をお祝いしているように感じられて素敵でした。
-MC-
今回は最後にMCがありました。2日は「きっと大阪の方だけじゃなくて遠くからお集まりの方も居るのでしょう…わざわざ有難う御座います」的な感じで、3日は「貴重なお時間を有難う御座います。ここに来るまでに様々な手順を踏んでくださったと思います。楽しんでいただけているようにお見受けします。だからこそ申し上げにくいのですが、(囁くような小さな声で)あと一曲だけ…」みたいな感じでした。
24.ジユーダム
本編ラストはジユーダム!生きてりゃもう御の字!!!!一昨年かな?レコーディングで事変メンバーが集結して泣いたイメージばかり強かったんだけど、めっちゃいい曲じゃんか!!(今更) ジユーダム聴いて生きていく…😭 しかし、最後にジユーダムを持ってくるとは、流石うまく繋がっているなぁと感心しきりでした。少女を経て、女に成って、母に成り、細道や目抜き通りを駆け抜けた後に、「人生は生きてりゃ色々ある」「果てしのない此の世に宙ぶらりん」になり、「酸いも甘いも全部知り尽くし」て、「生きてりゃもう御の字」という境地へ辿り着けるのだ。はぁ好き(語彙力ry)。そんでもって、林檎さんが可愛すぎて本当しんどかった…。トンカチ両手に持ってぴょこぴょこダンスしてるんですよ…可愛すぎる…可愛さの暴力…むりしぬ……😇 ところで、映像も可愛らしかったんだけど、「支点・力点・作用点・ガッテン!」のガッテン!で、ガッテンMCの御二方が映像出演(笑)。だから立川志の輔さんからスタンド花来てたのかー!(笑)
-encore-
一旦捌けてアンコール。「お待たせいたしました」とグッズのお着物と番傘をお召しになってご登場。3日は、この日からグッズ追加になったバッグも持ってて、「ちらっ」と言いながらバッグをアピール。はぁ可愛い(盛大な溜息)。「またすぐにお会いしましょう」みたいなことも仰ってて、何かあるのかなと期待ほのめかしつつ、また絶対会いに来ようと誓った。
25.はいはい
26.夢のあと
まさか生ではいはい聴ける日がくるなんて…古参の方によると19年振りだそう。今度カラオケでうたお…「チラリズム 十八 九の女子」じゃないけど…。
ラストは事変の夢のあとでしっぽりと。大編成オケと合わさって響き渡る林檎さんの歌声が本当に本当に美しくて、例のバッグと番傘持ちながら歌い上げる林檎さんの御姿がまさに夢のようで、でも現実にそこにあって。「手を繋いで居て」「この結び目が世界に溢れたら」「ただ同じときに遭えた幸運を繋ぎたいだけ この結び目で世界を護るのさ 未来を造るのさ」。同じこの時代に遭えた幸運が胸に溢れ、この出遭いでわたしはわたしの人生を護ってゆくんだ、と実感すると、愛好家でよかった、心からそう思いました。今この瞬間が夢みたいに幸せで、嗚呼終わってほしくないと思ったけれど、過ぎ去ってゆく時の流れに後悔など微塵も感じず、寧ろ大満足でした。
-end roll-
27.丸の内サディスティック(neetskills remix)
EDは丸サ。テクノ調っていうの?エレクトロポップにアレンジしてて、格好いい!映像はグラサンかけた林檎さんとダンサーさんがノリノリでダンス。そして突如現る謎の僧侶。あの僧侶は一体誰なのか…僧侶なのかダンサーなのか…と気になって調べてみると、熱愛発覚中のMVにも出てた本物の住職さんだった…!そしてMIKIKO先生もいたー!はやく円盤化してほしい…また観たい…。あと、これも後から知ったんだけど、このremixはファンアートとな!すごい!すごい!自分の得意分野で大好きな人とつながって一緒にお仕事している人最近よくお見かけする…尊敬…奇跡…世界は愛であふれてる……
生林檎女史はやはり麗しく、聡明で、総じてエッチでした。(by猫また旅)
只々ひたすら尊い秋夜に、天晴🍎🎌
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